婚活や恋愛の場面で、「もっと自分らしくいたい」と願う一方で、「でも、相手のことを受け入れるべきかな……」と心が揺れることはありませんか?
この“自分らしさ”と“相手への許容”の間で葛藤してしまう場面、実はとても多くの人が経験しています。
そしてその迷いの根っこには、「自分を大切にすること」と「相手に合わせようとすること」が、ごちゃまぜになってしまっていることがあるのです。
“自分らしく”いるって、どういうこと?
自分らしくいるというのは、わがままになることではありません。
それは、自分の気持ちに嘘をつかず、心地よさを大切にしながら人と関わる姿勢のこと。
でも中には、「自分らしくいたいから、相手に合わせたくない」と考えて、無意識に相手を拒絶してしまう人もいます。
大切なのは、“自分らしさ”の中に「思いやり」があるかどうか。
許容するって、我慢することじゃない
逆に、「相手を受け入れなきゃ」「ここは我慢しなきゃ」と、自分の気持ちを抑えてばかりいると、あとで心が疲れてしまいます。
恋愛や結婚は、どちらか一方が我慢して成り立つものではなく、お互いの“違い”を調和させていくプロセスです。
だから、「受け入れること=自分を抑えること」ではないのです。
“境界線”が、ふたりを心地よくする
本当は、どんな関係にも必要なのが「自分と相手の間にある境界線」。
それは冷たく線を引くという意味ではなく、「私はここが大切」「あなたはそれを大事にしているんだね」と、お互いの領域を尊重すること。
この“境界線”があるからこそ、自分も相手も無理をせずに関われるのです。
感覚派さんが迷いやすい理由
感覚派の方は、空気を読んだり、相手の気持ちに敏感だったりと、やさしさや共感力が高い分、境界線が曖昧になりがちです。
その結果、「受け入れなきゃ」と思いすぎてしまったり、「自分らしくいたい」と強く主張しすぎたり。
どちらも本当のあなたではなく、「こうするべき」という思考に引っ張られているだけかもしれません。
答えは、“どちらか”じゃなくて“どちらも”
自分らしくいたい。でも、相手の考え方にも寄り添いたい。
このふたつは、両立できます。
たとえば、こんなふうに考えてみてください。
- 「私はこう思っている。だけど、あなたがそれを大切にしていることもわかるよ」
- 「私はここは譲れない。でも他のところは、合わせてみようかな」
この「ゆらぎの中でバランスを探すこと」こそが、心地よいパートナーシップの土台になるのです。
心がラクになる恋愛を
婚活では、「理想の相手」ばかりを探してしまったり、自分がどうあるべきかに悩みすぎてしまうことがあります。
でも本当は、「どちらが正しいか」よりも、「ふたりで心地よくいられるか」が大事。
感覚派のあなたにとっては、自分の内側の感覚を丁寧に見つめることが、最高のナビになります。
あなたがあなたらしくいて、相手も相手らしくいられる。
そんな関係を築いていけると、自然と深いつながりが生まれてきますよ。
自分らしさを大切にしながら、相手を思いやる。
その“ゆらぎ”の中でこそ、本当の愛が育つのかもしれません。